Macで隠しフォルダ・隠しファイルを表示する方法と作り方

更新: 2026年10月30日8 分で読めます
要点

Finderのウインドウで⌘⇧.(Command+Shift+ピリオド)を押すと、Macの隠しファイルと隠しフォルダが表示されます。もう一度押すと、非表示に戻ります。隠しフォルダを作るには、ターミナルで mkdir ~/.private を実行するか、chflags hidden にパスを続けて実行します。ただし、隠すことは守ることではありません。ショートカットを知っていれば、誰でも見つけられます。

この記事の手順は、macOS 14(Sonoma)以降の画面をもとにしています。macOSのバージョンや言語設定によって、メニューの名前や位置が少し違う場合があります。

Macの隠しファイルとは

Macの隠しファイルには、2つの種類があります。1つは、名前がドット(.)で始まるファイルとフォルダです。もう1つは、macOSの「隠しフラグ」が付いた項目です。どちらも、Finderは初期設定では表示しません。削除してはいけないシステムのファイルや、アプリの設定ファイルが、うっかり変更されないようにするための仕組みです。

Macの隠しファイル・隠しフォルダを表示する方法

  1. Finderのウインドウを開き、クリックして操作対象にします。
  2. ⌘⇧.(Command、Shift、ピリオド)を同時に押します。隠しファイルと隠しフォルダが、薄い色のアイコンで表示されます。
  3. もう一度同じキーを押すと、非表示に戻ります。

このショートカットは、多くのアプリの「開く」や「保存」のダイアログでも使えます。ファイルを選ぶ画面で、目的のファイルが見つからないときにも役に立ちます。

ターミナルで隠しファイルを一覧する

ターミナルでは、ls -a ~ を実行すると、ホームフォルダの中身が隠しファイルも含めて一覧されます。ls -la ~ なら、サイズや更新日も分かります。一覧の先頭に出る . と .. は、現在のフォルダと、1つ上のフォルダを表す特別な名前です。

ライブラリフォルダを開く

ホームフォルダの中のライブラリフォルダ(~/Library)は、初期設定では隠れています。Finderの「移動」メニューを開き、Optionキーを押したままにすると、メニューに「ライブラリ」が現れます。Appleのサポートページでも、この方法が案内されています。

パスを指定して隠しフォルダを開く

フォルダが隠れていても、場所が分かっていれば、パスを入力して直接開けます。

  1. Finderから開く

    ⇧⌘Gを押すか、「移動」>「フォルダへ移動」を選びます。表示された欄に ~/.private のようにパスを入力して、Returnキーを押します。~ はホームフォルダを表します。

  2. ターミナルから開く

    open ~/.private を実行します。ホームフォルダの中身を、隠しファイルも含めて一覧するには、ls -a ~ を実行します。

Macで隠しフォルダを作る方法

Finderの右クリックメニューには、ファイルやフォルダを隠す項目がありません。隠しフォルダを作るときは、ターミナルを使います。ターミナルは「アプリケーション」>「ユーティリティ」にあります。方法は2つあります。

方法1:名前の先頭にドットを付けて、新しく作る
mkdir ~/.private
方法2:すでにあるフォルダを隠す
chflags hidden ~/Documents/Private

方法1では、名前の先頭のドットが、Finderにそのフォルダを表示させない目印になります。方法2では、フォルダの名前は変わらず、隠しフラグだけが付きます。

隠したフォルダを元に戻す

隠しフラグが付いた項目は、ls -lO ~/Documents で確認できます。元に戻すには、chflags nohidden ~/Documents/Private を実行します。名前の先頭にドットを付けた場合は、mv ~/.private ~/private のように、ドットのない名前に変更します。

Macの隠しファイルを常に表示する

ショートカットを使わずに、常に表示しておきたい場合は、ターミナルで次のコマンドを実行します。killall Finder は、設定を反映するために、Finderを再起動します。

常に表示する
defaults write com.apple.finder AppleShowAllFiles -bool true
killall Finder
元に戻す
defaults write com.apple.finder AppleShowAllFiles -bool false
killall Finder

隠しファイルを常に表示すると、うっかり設定ファイルを移動したり、削除したりしやすくなります。作業が終わったら、元に戻すことをおすすめします。

隠しフォルダが表示されない、見つからないとき

  • ⌘⇧.を押しても何も起きない: 先にFinderのウインドウをクリックして、操作対象にします。
  • chflags hiddenのあとも表示されたままになる: killall Finder を実行して、Finderを再起動します。
  • 「Permission denied」と表示される: 別のユーザ、またはmacOSのフォルダです。システムのフォルダは変更しないでください。
  • 隠した場所を忘れた: ホームフォルダでFinderを開いて⌘⇧.を押し、薄い色で表示される名前を探します。ターミナルなら、ls -a ~ で一覧できます。

よくある隠しフォルダと、その役割

理由が分からないうちは、削除しないでください
フォルダ中に入っているもの
~/Libraryアプリの設定、キャッシュ、保存データ
.Trashゴミ箱の中身
.sshSSHの鍵。外に出さないでください。
.git(プロジェクトの中)Gitリポジトリの履歴
.DS_StoreFinderが、フォルダの表示設定を保存するファイル

これらは、ふだんの作業では触らなくて構いません。表示して眺めるだけなら、問題はありません。名前を変えたり、移動したり、削除したりする前に、何のためのものかを確かめてください。

Macの隠しフォルダは安全ではありません

隠すことは、見えにくくすることです。守ることではありません。隠しフォルダは、数秒で見つかります。

簡単な隠し方は、どれも数秒で見つかります
隠す方法見つけ方
chflags hiddenFinderで⌘⇧.、またはターミナルで ls -lO
名前の先頭にドットFinderで⌘⇧.、またはターミナルで ls -a
「開く」「保存」ダイアログ内の隠しフォルダダイアログでも⌘⇧.が使えます
  • 隠しファイルは暗号化されていません。開ける人なら、そのまま読めます。
  • バックアップにも、そのまま含まれます。
  • USBメモリにコピーすると、中身は誰でも読めます。

ファイルを隠す方法の全体像は、英語のガイドHide files on Mac(英語)にあります。

中身を読めなくしたいなら、暗号化が必要です

ほかの人に読まれたくないファイルは、隠すだけでなく、暗号化します。標準機能でできる方法は、Macでフォルダにパスワードをかける方法で解説しています。ディスクユーティリティで暗号化ディスクイメージを作る手順と、その限界を載せています。

よくある質問

Macで隠しファイルを表示するショートカットは?

Finderのウインドウで⌘⇧.(Command+Shift+ピリオド)を押します。もう一度押すと、非表示に戻ります。

ライブラリフォルダは、どうすれば表示できますか?

Finderの「移動」メニューを開き、Optionキーを押したままにします。メニューに「ライブラリ」が現れます。

Finderの右クリックで、ファイルを隠せますか?

Finderの右クリックメニューに、ファイルを隠す項目はありません。ターミナルで mkdir ~/.名前 または chflags hidden を使います。中身を守りたい場合は、暗号化したコンテナに入れます。

隠しフォルダは安全ですか?

いいえ。暗号化されておらず、ショートカットを知っている人なら、誰でも表示できます。隠すことは、安全にすることとは別です。

隠したファイルを、元に戻すには?

ターミナルで chflags nohidden に続けて、パスを入力します。名前がドットで始まる場合は、mv コマンドでドットのない名前に変更します。

隠したフォルダの場所を忘れました。どうすれば見つかりますか?

Finderで⌘⇧.を押して、薄い色で表示される名前を探します。ターミナルで ls -a ~ を実行しても、一覧できます。

隠しファイルを、常に表示しておけますか?

ターミナルで defaults write com.apple.finder AppleShowAllFiles -bool true を実行し、killall Finder でFinderを再起動します。元に戻すときは、true を false に変えます。

参考資料

あなたのファイルを、あなたのMacで守る

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