Macで隠しフォルダ・隠しファイルを表示する方法と作り方
Finderのウインドウで⌘⇧.(Command+Shift+ピリオド)を押すと、Macの隠しファイルと隠しフォルダが表示されます。もう一度押すと、非表示に戻ります。隠しフォルダを作るには、ターミナルで mkdir ~/.private を実行するか、chflags hidden にパスを続けて実行します。ただし、隠すことは守ることではありません。ショートカットを知っていれば、誰でも見つけられます。
この記事の手順は、macOS 14(Sonoma)以降の画面をもとにしています。macOSのバージョンや言語設定によって、メニューの名前や位置が少し違う場合があります。
Macの隠しファイルとは
Macの隠しファイルには、2つの種類があります。1つは、名前がドット(.)で始まるファイルとフォルダです。もう1つは、macOSの「隠しフラグ」が付いた項目です。どちらも、Finderは初期設定では表示しません。削除してはいけないシステムのファイルや、アプリの設定ファイルが、うっかり変更されないようにするための仕組みです。
Macの隠しファイル・隠しフォルダを表示する方法
- Finderのウインドウを開き、クリックして操作対象にします。
- ⌘⇧.(Command、Shift、ピリオド)を同時に押します。隠しファイルと隠しフォルダが、薄い色のアイコンで表示されます。
- もう一度同じキーを押すと、非表示に戻ります。
このショートカットは、多くのアプリの「開く」や「保存」のダイアログでも使えます。ファイルを選ぶ画面で、目的のファイルが見つからないときにも役に立ちます。
ターミナルで隠しファイルを一覧する
ターミナルでは、ls -a ~ を実行すると、ホームフォルダの中身が隠しファイルも含めて一覧されます。ls -la ~ なら、サイズや更新日も分かります。一覧の先頭に出る . と .. は、現在のフォルダと、1つ上のフォルダを表す特別な名前です。
ライブラリフォルダを開く
ホームフォルダの中のライブラリフォルダ(~/Library)は、初期設定では隠れています。Finderの「移動」メニューを開き、Optionキーを押したままにすると、メニューに「ライブラリ」が現れます。Appleのサポートページでも、この方法が案内されています。
パスを指定して隠しフォルダを開く
フォルダが隠れていても、場所が分かっていれば、パスを入力して直接開けます。
-
Finderから開く
⇧⌘Gを押すか、「移動」>「フォルダへ移動」を選びます。表示された欄に
~/.privateのようにパスを入力して、Returnキーを押します。~はホームフォルダを表します。 -
ターミナルから開く
open ~/.privateを実行します。ホームフォルダの中身を、隠しファイルも含めて一覧するには、ls -a ~を実行します。
Macで隠しフォルダを作る方法
Finderの右クリックメニューには、ファイルやフォルダを隠す項目がありません。隠しフォルダを作るときは、ターミナルを使います。ターミナルは「アプリケーション」>「ユーティリティ」にあります。方法は2つあります。
mkdir ~/.private chflags hidden ~/Documents/Private 方法1では、名前の先頭のドットが、Finderにそのフォルダを表示させない目印になります。方法2では、フォルダの名前は変わらず、隠しフラグだけが付きます。
隠したフォルダを元に戻す
隠しフラグが付いた項目は、ls -lO ~/Documents で確認できます。元に戻すには、chflags nohidden ~/Documents/Private を実行します。名前の先頭にドットを付けた場合は、mv ~/.private ~/private のように、ドットのない名前に変更します。
Macの隠しファイルを常に表示する
ショートカットを使わずに、常に表示しておきたい場合は、ターミナルで次のコマンドを実行します。killall Finder は、設定を反映するために、Finderを再起動します。
defaults write com.apple.finder AppleShowAllFiles -bool true
killall Finder defaults write com.apple.finder AppleShowAllFiles -bool false
killall Finder 隠しファイルを常に表示すると、うっかり設定ファイルを移動したり、削除したりしやすくなります。作業が終わったら、元に戻すことをおすすめします。
隠しフォルダが表示されない、見つからないとき
- ⌘⇧.を押しても何も起きない: 先にFinderのウインドウをクリックして、操作対象にします。
- chflags hiddenのあとも表示されたままになる:
killall Finderを実行して、Finderを再起動します。 - 「Permission denied」と表示される: 別のユーザ、またはmacOSのフォルダです。システムのフォルダは変更しないでください。
- 隠した場所を忘れた: ホームフォルダでFinderを開いて⌘⇧.を押し、薄い色で表示される名前を探します。ターミナルなら、
ls -a ~で一覧できます。
よくある隠しフォルダと、その役割
| フォルダ | 中に入っているもの |
|---|---|
| ~/Library | アプリの設定、キャッシュ、保存データ |
| .Trash | ゴミ箱の中身 |
| .ssh | SSHの鍵。外に出さないでください。 |
| .git(プロジェクトの中) | Gitリポジトリの履歴 |
| .DS_Store | Finderが、フォルダの表示設定を保存するファイル |
これらは、ふだんの作業では触らなくて構いません。表示して眺めるだけなら、問題はありません。名前を変えたり、移動したり、削除したりする前に、何のためのものかを確かめてください。
Macの隠しフォルダは安全ではありません
隠すことは、見えにくくすることです。守ることではありません。隠しフォルダは、数秒で見つかります。
| 隠す方法 | 見つけ方 |
|---|---|
| chflags hidden | Finderで⌘⇧.、またはターミナルで ls -lO |
| 名前の先頭にドット | Finderで⌘⇧.、またはターミナルで ls -a |
| 「開く」「保存」ダイアログ内の隠しフォルダ | ダイアログでも⌘⇧.が使えます |
- 隠しファイルは暗号化されていません。開ける人なら、そのまま読めます。
- バックアップにも、そのまま含まれます。
- USBメモリにコピーすると、中身は誰でも読めます。
ファイルを隠す方法の全体像は、英語のガイドHide files on Mac(英語)にあります。
中身を読めなくしたいなら、暗号化が必要です
ほかの人に読まれたくないファイルは、隠すだけでなく、暗号化します。標準機能でできる方法は、Macでフォルダにパスワードをかける方法で解説しています。ディスクユーティリティで暗号化ディスクイメージを作る手順と、その限界を載せています。
よくある質問
Macで隠しファイルを表示するショートカットは?
Finderのウインドウで⌘⇧.(Command+Shift+ピリオド)を押します。もう一度押すと、非表示に戻ります。
ライブラリフォルダは、どうすれば表示できますか?
Finderの「移動」メニューを開き、Optionキーを押したままにします。メニューに「ライブラリ」が現れます。
Finderの右クリックで、ファイルを隠せますか?
Finderの右クリックメニューに、ファイルを隠す項目はありません。ターミナルで mkdir ~/.名前 または chflags hidden を使います。中身を守りたい場合は、暗号化したコンテナに入れます。
隠しフォルダは安全ですか?
いいえ。暗号化されておらず、ショートカットを知っている人なら、誰でも表示できます。隠すことは、安全にすることとは別です。
隠したファイルを、元に戻すには?
ターミナルで chflags nohidden に続けて、パスを入力します。名前がドットで始まる場合は、mv コマンドでドットのない名前に変更します。
隠したフォルダの場所を忘れました。どうすれば見つかりますか?
Finderで⌘⇧.を押して、薄い色で表示される名前を探します。ターミナルで ls -a ~ を実行しても、一覧できます。
隠しファイルを、常に表示しておけますか?
ターミナルで defaults write com.apple.finder AppleShowAllFiles -bool true を実行し、killall Finder でFinderを再起動します。元に戻すときは、true を false に変えます。
参考資料
あなたのファイルを、あなたのMacで守る
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